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住まいの用語解説

【あ】

ウレタンフォーム
 ウレタン樹脂を発泡させ成型したもので断熱材にも使用される。断熱性能が高く、水分を含むことがないことから耐久性も高い。

エコロジー建築
 環境共生型建築ともいわれ「地球の自然な生態系に可能な限り、調和した建築」「地域の環境に調和し、負荷をかけない建築」「人に負荷をかけない建築」の意味もある。

押出発泡ポリスチレンフォーム
 断熱材の一つで、気泡を含ませ成型した合成樹脂ポリスチレン断熱材。板状の断熱材として、主に外断熱や基礎断熱に使用される。

【か】

基礎断熱
 基礎面を断熱する方法で、床下を建物内部の空間とする。そのため床下は低温にならず冬期間も乾燥状態となり、室温安定にも貢献する。

気密住宅
 気密化施工をした隙間の少ない住宅。次世代省エネルギー基準では、1平方メートル当たりの隙間を2平方センチメートル/平方メートル以下(T・U地域)と規定。

クッキングヒーター
 電気を熱源とした加熱調理器で、換気障害が少なく、省エネルギー性が高い。また、火を使用しないことから、安全性も高く高齢者にも適している。

計画換気
 高断熱・高気密住宅では、常時空気の出入りを計画的に制御でき、24時間、新鮮な空気を供給することも可能となる。正常な空気質の基準値をCO2濃度で判断し1000ppm以下が基準。そのためには、30坪程度の家の換気回数で、0.5回/時が目安となる。

結露
 空気中に含まれる水蒸気が冷やされて水滴となる現象。ものの表面にできる結露は表面結露で、壁内などに侵入してできた結露は内部結露という。結露があるとカビ・ダニの原因となり、内部結露は木部の腐朽を進め、住宅の寿命を縮める。

建ぺい率
 建築面積との敷地面積に対する割合。用途地域によって異なる。敷地内に一定の空間を確保するために定められている。

コールドドラフト現象
 壁や窓の断熱性が低いと外気で冷やされた壁や窓に室内側の空気が触れ、下向きの気流となって床付近に冷気だまりをつくる現象のこと。反対に、エアコンから出る暖かい空気は上の方にかたまり、熱気だまりをつくる。断熱・気密性能が低いと、いくら冷暖房機器の性能が高くてもこの現象は解決されにくい。

【さ】

サイディング
 外壁に張る板状の外装材。セメント(窯業)系、セラミック系、金属系サイディングなどがあり、近年は耐久性が高く軽量な樹脂サイディングも注目を浴びてきた。

次世代省エネルギー基準
 1999年3月に告示された新しい省エネルギー基準。地球温暖化防止のため、全国的に気密住宅を義務化し、換気や日射遮蔽などの考え方も提示している。

自然換気
 建物と外気の間を、自然の状態で空気が出入りすること。一般には室内と屋外の温度差が大きいとき、風が強いときほど換気量がなりゆきで大きくなり、住宅の気密性が高いほどそれが制御できる。

シックハウス症候群
 主に建材や塗料などに含まれる化学物質から揮発する、ホルムアルデヒドなどによる空気汚染に起因する健康障害をいう。

樹脂サッシ
 フレーム(枠)が樹脂製のサッシ。断熱性・水密・気密性に優れ、複層ガラスを使用した一体構造を取ることで、一般的なアルミサッシの約3倍の断熱性を発揮する。北海道では窓の90%以上が樹脂サッシで、北米でも普及率は50%を超える。

隙間相当面積
 住宅の総隙間面積を床面積で割った値で気密性能を表す。単位は平方センチメートル/平方メートル。C値ともいわれる。

セルローズファイバー
 ホウ酸で難燃処理された古紙が原料の吹き込み断熱材。

全館暖冷房
 高断熱・高気密住宅では、建物全体からのエネルギーロスが少なく、家のなかすべての部分がわずかな熱量で均一の温度にすることが可能となる。温度差を解消することは結露の解消につながり、脳卒中や心臓病の誘発につながる温度差間移動による衝撃(ヒートショック)も予防できる。

セントラルヒーティング
 灯油や電気を熱源とした集中暖房のこと。温水式パネル暖房を指すこともある。

外断熱
 外張り断熱ともいい、木構造の柱の外側から断熱施工する。反対に、柱の間に施工する断熱工法を内断熱(充填断熱)という。

【た】

太陽光発電
 太陽の光を太陽電池で電気に変換し、大気を汚すことなく、照明や空調、テレビなどの電源として使用する。消費量の少ない日中は発電した電気が余るため、買うときと同じ条件で電力会社に売却することもできる。

蓄熱式電気暖房器
 深夜の割安な電気を利用しながら蓄熱した熱を昼間に徐々に放熱する暖房器。屋内で火を使用しないことからクリーンで安全性が高いのが特長。

通気層工法
 外壁材と構造材の間に設けた外気を通す隙間をつくる工法。断熱壁内にたまる湿気を屋外に排出する効果もある。

ツーバイフォー(2×4)工法
 北米生まれで、柱や梁に代わって壁で構成する面構造が特色。あらかじめ規格ごとに加工した木材を組み立てるので作業効率がよく、気密化もしやすい。

透湿シート
 主流はポリエチレンの材質による不織布で、通気層の室内側、床下、屋根などに使用される透湿・防風・防水が目的のシート。室内側の湿気を放出し、断熱材のなかの暖かい空気が風によって逃げることを防ぐため省エネルギー効果も高い。防風シートとも呼ばれる。

【な】

日射遮蔽
 高断熱・高気密住宅では、一度室内に入った熱が逃げにくい。そのため、夏場は軒や庇の出、あるいは断熱シャッターやブラインドなどを考慮して設計することで、強い日射を防ぐことができる。

熱貫流率
 平面壁を貫いて伝わる熱の割合を示す。K値ともいわれ、単位はkcal/平方メートルh℃。

熱交換換気システム
 給気と排気を一カ所に集め、熱交換器を通して排気の熱を回収しながら給気に受け渡す機械換気の一つ。

熱損失係数
 建物から逃げる熱と換気によって逃げる熱とを合算し、実質延べ床面積で割った値。数値が小さいほど性能が高い。単位はW/平方メートル・K。Q値ともいわれる。

【は】

パッシブデザイン
 太陽熱や風などの自然エネルギーを総合的に利用する設計手法。開口部からの日射をコンクリートなどの蓄熱体に貯め込むパッシブヒーティングなどが代表的。

パネルヒーター
 温水式セントラルヒーティングなどに使用される放熱器。一般には、開口部下に設置し、輻射熱と対流によって暖房。

バリアフリー
 バリアとは「障害」の意味。つまりバリアフリーとは、障害を除去する意味があり、住宅では、段差を解消したり、浴室やトイレの面積を広く確保し、手すりを設けて安全性を高めるなどの意味で使用される。

VOC
 Volatile Organic Compoundの略で揮発性有機化合物のこと。洋服の防虫・防湿剤をはじめ、殺虫剤、シロアリ駆除剤、エアコンの防カビ剤、タバコの煙など住宅内でも数多くの有害物質がある。ホルムアルデヒドは超揮発性有機化合物VVOCに属し、測定方法はVOCとは異なる。

プレハブ工法
 使用する部材によって木質系、鉄骨系、ユニット系、コンクリート系に分けられる。部材は工場生産が基本。

ブローイング
 小屋裏などにクルミ状の細かなグラスウールを吹き込む手法。吊り木や電気の配線などの障害物にかかわりなく、隙間なく充填できるのが特色。

壁内結露
 壁のなかに生じる結露。主に、暖房時の断熱壁内で発生する内部結露をいい、冷房時の夏型結露もある。構造材腐朽の原因となる。

防湿シート
 主に繊維系の断熱材の室内側に張り、壁内への空気透過を防ぎ、気密性向上にも効果を発揮する。

ホルムアルデヒド
 揮発性が高く、臭気が強く、粘膜を刺激する性質があり、シックハウス症候群の原因の一つとなっている。建材や家具の製造時や加工時に使用される接着剤、壁紙用接着剤、カーペットやカーテンなどの防縮、防しわ剤などが発生源となる場合も少なくない。

【ま】

木造軸組工法
 柱と梁を組んで造る日本の伝統的な工法で、在来工法ともいわれる。間取りや外観、敷地条件に柔軟に対応できるのが特色。気密化しづらいのが弱点とされていたが、断熱・気密性能を高めた新しい工法も研究され、断熱・気密の両面で、高い性能を示す住宅が増えている。

【や】

容積率
 建物全体の規模を制限するもので、延べ床面積の敷地面積に対する割合のことをいい、用途地域や前面道路の幅員によって異なってくる。

【ら】

リノベーション
 外壁の補修や開口部の建具の取り替え、設備の更新などを含む、建物更新のための大型工事。近代建築遺産の活用のための修復工事を指すこともある。住宅再生、リニューアルなどともいう。

LOW-Eガラス
 暖房時の熱を外に逃がさないように、金属膜をコーティングする特殊加工をした高断熱ガラス。日射を透過させ、室内に入った熱線を反射する性質もある。また、太陽光を反射し、室内に透過しない冷房用もある。


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